サラリーマン大家の税金:夫婦共働きのリッチディンクスのケース

2012 10月 20 キャッシュ・フロー, 税金 0 コメント » このエントリーを myyahoo に追加 このエントリーを GoogleRSS に追加 このエントリーを ハテナRSS に追加 このエントリーを Livedoor RSS に追加 このエントリーを goo RSS に追加  by kandakazuya

(1)  サラリーマン大家の税金:夫婦共働きのリッチディンクスのケース

ご要望がありましたので、超速不動産投資でどうなるか、試算します。

サラリーマンを継続して、個人での収益不動産投資で稼ぐケースです。

 

まず、税金の前提条件をしっかり確認です。この表は常に手元に。

課税所得

税率

控除額

青色控除

195万円以下

5%

なし

65万円

195万円超330万円以下

10%

9.75万円

65万円

333万円超695万円以下

20%

42.75万円

65万円

695万円超900万円以下

23%

63.6万円

65万円

900万円超1800万円以下

33%

153.6万円

65万円

1800万円超

40%

279.6万円

65万円

 

N夫妻のシミュレーション(現状:専業サラリーマンの場合)

・二人ともにサラリーマンの課税所得1000万円とすると、

1000万円×0.33-153.6万円=176.4万円が一人当たりの所得税です。

 

N夫妻のシミュレーション(将来:兼業大家の場合)

・  二人ともに、1億円―利回り12%―10戸以上の物件を保有と仮定。

不動産収入(所得)は、250万円と仮定しましょう。

・  そうすると課税額は、二人ともにサラリーマンの課税所得1000万円を合わせると

1250万円×0.33-153.6万円―65万円(青色申告)=193.9万円が一人当たりの所得税です。

・  所得が250万円増えているのに、税金が193.9―176.4=17.5万円しか増加していないのは、青色申告で65万円の控除が効いています。

・  さらに小規模共済を年間最大の84万円かけたとすると、所得税は

(1250万円-84万円)×0.33-153.6万円―65万円(青色申告)=166.18万円が所得税です。

あれあれ、専業サラリーマンより使えるお金が増えて、税金が少なくなりましたね。

これが節税スキームの効果です。

・小規模共済は、ウエブでいろいろ調べて見てください。解約時や満期では所得になりますが、いろいろ相殺する方法もあります。

 

(2)  その他

・  同じ33%の税率でも、税金の支払う絶対額は次のようになります。

1000万円×0.33-153.6万円=176.4万円

1800万円×0.33-153.6万円=440.4万円

所得が増えると、税金は単純に増えるのです。

 

・さて、40%だとどうなるか?

1801万円×0.40-279.6万円=440.8万円

あれあれ、33%と一緒ですね、そうです、絶対額でみないといけません。

税金を税率で見るのは意味無しです。

 

・しつこいですが、もう一度。

900万円×0.23-63.6万円=143.4万円

901万円×0.33-153.6万円=143.7万円

役人(税金スキームを考える)は、大変賢いです

。。。。ということが良く判りましたね。

 

 

以上

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