苅田です。
読者さんから、不動産の今後について質問が来ましたので、以下のようにお答えしました。
■銀行融資
金融緩和の場合、優良顧客に対しては、貸しやすい状況となると予想されます。
しかしながら、これまでの銀行の態度を見ると、世間の状況というよりは、融資担当役員の見解に左右されている傾向があります。
福岡の銀行では、以下と理解しています。
・N銀行は、昨年までは消極的でしたが、本年になって積極的に転換
・F銀行は、数年前までは積極的でしたが、この1~2年は引き締め状態
・T銀行は、安定して優良顧客には貸し出す(ただし、頭金が必ず必要)
・K銀行は、昨年度はご祝儀相場でしたが、本年は非常に堅実です
・H銀行が積極的と聞いています(私は付き合いはありませんが、、、)
金融円滑化法切れに伴い、また金融緩和になると、今後は、2極化がますます進むと予想しています。
良い決算書を継続して、銀行に対して優良顧客の位置を確保することが重要と考えています。
■不動産
金融円滑化法切れで、その代替案が政府から出てくるかどうか、注視しています。
現状では来年度の中小企業の倒産が増えると予想されているため、水面下ではすでに物件の獲得争いが出ています。
しかしながら業者がまず、美味しい物件を確保してしまいますので、一般顧客には従来と変わらないという意見が多数を占めています。
よって、その美味しい物件を回してもらうだけの顧客になることが重要と思います。
福岡は、現状は物件が不足しています。
昨年までは、築20年未満でも利回り12%程度のRC中古物件もありましたが、最近はせいぜい10%くらいが上限です。
私の購入基準には、全く達していない状況が続いています。
よって、今は無理をせずに、来年度に期待しています。
なお、金融緩和の一環として、中小企業を助ける措置がなされれば、現在の物件状況はあまり変化ないかもしれません。
以上、ご参考になりましたら幸いです。
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