■区分所有マンションを購入する場合に、どのように判断すべきか?
苅田和哉も17戸と7戸のバルク区分所有物件を抱えています。
超速不動産投資法は、中古RC1棟物件に特化していますが、条件次第では中古のSRCまたはRCの区分所有もあり得ます。
■苅田和哉の保有物件の概要
・デベロッパーが開発した分譲マンションの売れ残りを、賃貸で運営
・デベロッパーの社長引き継ぎに伴い、案件の整理の一環として一括処分を入手
・3LDK~4LDKのファミリータイプ
・築浅(築10年程度)、全戸に駐車場付き
・転勤族の幹部サラリーマンが客層
・都市部に位置しながらも、工業地帯に隣接して満室経営が可能
・表面利回り12%超(購入時)
・外観、内部共に素晴らしい物件
■購入条件
・大幅指値による利回りを12%超へアップ
売値は2億円超、20百万円級の大幅指値です。
・少ない自己資金での購入
通常は5%(最低レベル)~7%(通常レベル)~10%(十分レベル)の諸経費が必要ですが、
各種の技を駆使して数百万円の自己資金で購入。
・ フルローンがつくこと
売主様の御縁で地銀の紹介を頂き、フルローンの融資付き。
■メリット
・大規模修繕費が不要、溜まったお金も引き継げる
毎月結構な金額を積み立てしますので、RC1棟物のように一度に準備する必要がありません。
ただし、この積立金は表面利回りには隠されています。
苅田和哉の購入区分バルク案件、結構な金額の修繕積立金が溜まっていました。
その額は数千万円、修繕積立金をそのまま引き継げることが大きなメリットです。
・実需向けに売買可能
融資していただいた銀行との交渉で成功しました。
要するに、1戸での売却も出来るという条件で融資していただきました。
売買金額は1戸当たり8百万円台ですが、巷の売買実績では11~12百万円です。
売却時には、ローンの早期返済と同じ効果が得られます。
実需ですから、買い側の融資期間も長く引けますから、売りやすいのですね。
これはファミリーの区分に限ってのメリットです。
■物件の本当の姿
・見かけの満室時表面利回り:12.2%
・実質の満室時表面利回り(修繕積立金除く):10.1%
ファミリーの区分所有案件だったから、実質利回りも10%台を維持できています。
実質利回り10%での運営は、多少空室が出ても赤字にはなりませんが、キャッシュフローは潤沢ではありません。
これは築浅にも関わらず、融資期間が20年ということに依存しています。
地方銀行は融資期間は法定耐用年数より10年は短い、ということは区分の出口は売却益でしょうか?
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