区分所有の光と影

2012 9月 27 物件 0 コメント » このエントリーを myyahoo に追加 このエントリーを GoogleRSS に追加 このエントリーを ハテナRSS に追加 このエントリーを Livedoor RSS に追加 このエントリーを goo RSS に追加  by kandakazuya

■区分所有マンションを購入する場合に、どのように判断すべきか?

苅田和哉も17戸と7戸のバルク区分所有物件を抱えています。

超速不動産投資法は、中古RC1棟物件に特化していますが、条件次第では中古のSRCまたはRCの区分所有もあり得ます。

 

■苅田和哉の保有物件の概要

・デベロッパーが開発した分譲マンションの売れ残りを、賃貸で運営

・デベロッパーの社長引き継ぎに伴い、案件の整理の一環として一括処分を入手

・3LDK~4LDKのファミリータイプ

・築浅(築10年程度)、全戸に駐車場付き

・転勤族の幹部サラリーマンが客層

・都市部に位置しながらも、工業地帯に隣接して満室経営が可能

・表面利回り12%超(購入時)

・外観、内部共に素晴らしい物件

 

■購入条件

・大幅指値による利回りを12%超へアップ

売値は2億円超、20百万円級の大幅指値です。

・少ない自己資金での購入

通常は5%(最低レベル)~7%(通常レベル)~10%(十分レベル)の諸経費が必要ですが、

各種の技を駆使して数百万円の自己資金で購入。

・ フルローンがつくこと

売主様の御縁で地銀の紹介を頂き、フルローンの融資付き。

 

■メリット

・大規模修繕費が不要、溜まったお金も引き継げる

毎月結構な金額を積み立てしますので、RC1棟物のように一度に準備する必要がありません。

ただし、この積立金は表面利回りには隠されています。

苅田和哉の購入区分バルク案件、結構な金額の修繕積立金が溜まっていました。

その額は数千万円、修繕積立金をそのまま引き継げることが大きなメリットです。

・実需向けに売買可能

融資していただいた銀行との交渉で成功しました。

要するに、1戸での売却も出来るという条件で融資していただきました。

売買金額は1戸当たり8百万円台ですが、巷の売買実績では11~12百万円です。

売却時には、ローンの早期返済と同じ効果が得られます。

実需ですから、買い側の融資期間も長く引けますから、売りやすいのですね。

これはファミリーの区分に限ってのメリットです。

 

■物件の本当の姿

・見かけの満室時表面利回り:12.2%

・実質の満室時表面利回り(修繕積立金除く):10.1%

ファミリーの区分所有案件だったから、実質利回りも10%台を維持できています。

実質利回り10%での運営は、多少空室が出ても赤字にはなりませんが、キャッシュフローは潤沢ではありません。

これは築浅にも関わらず、融資期間が20年ということに依存しています。

地方銀行は融資期間は法定耐用年数より10年は短い、ということは区分の出口は売却益でしょうか?

 

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