演習問題の答え(1)

(1)演習問題その1

 

(前提条件)

●銀行融資の条件として期間20年、金利2%

●税金は税務上利益の40%

●入居率は80%で、固定資産税を含む経費は満室家賃収入の20%

●建物価格は1億円の物件で帳簿額6千万円として30年で償却

 

(設問)

●実際のキャッシュフローが損益分岐点となる表面利回りを求めよ

 

(回答)

・1億円の物件をフルローンで投資すると仮定する。ただし、諸経費は無視する。

・期間20年、金利2%では、元金返済は5百万円/年、金利返済は1百万円/年(10万円未満四捨五入)。

・減価償却は2百万円/年。

・表面利回りをX、税金をYとおくと、以下の方程式が成り立つ

Y={100百万円×X×0.6(空室率20%+経費率20%考慮)-2百万円(減価償却)-1百万円(金利)}×0.4——(1)

Y=100百万円×X×0.6-5百万円(元金)-1百万円(金利)——-(2)

 

(解説)

・式(1)の右辺は、税務上の利益に40%を掛けています。

これが税金になります。

・式(2)の右辺は、実際のCF(キャッシュフロー)になります。

損益分岐ですから、実際のCFと税金が同じという条件です。

 

(1)と(2)を解けば、X=0.133

答えは、13.3%です。

 

入居率80%は普通にありえることですので、苅田和哉が提唱する超速不動産投資では、

最低でも利回り13%以上の物件を購入するようにしましょう。

指値でそのような物件を創り出します。

ただし、築15年前後で融資期間が20年取れる物件の時です。

 

 

 

 

 

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