金融再生化法の期限切れを想定した買い付け方法

2012 11月 25 物件 0 コメント » このエントリーを myyahoo に追加 このエントリーを GoogleRSS に追加 このエントリーを ハテナRSS に追加 このエントリーを Livedoor RSS に追加 このエントリーを goo RSS に追加  by kandakazuya

来年の3月末に、金融再生化法が切れることは周知の事実になっています。

この影響か、最近やや物件が増えているように感じます。

それも1億台ではなく、2億から5億円の大型RC物件が多く目に付きます。

このような状況では、これらの大型物件への交渉は早めに買い付けを入れておくことをお勧めします。

 

要するに 、金融再生法が3月に切れるので、そのための予備的な交渉として、買い付けするということです。

任意売却に行く前に、オファーしているという状況を作り出します。

売主や担保を持っている金融機関などに対して、具体的内お客がいるということをアナウンスするのです。

できれば、大幅な指値をしましょう!

そして、じっと待つことです。

 

ただし、絶対にやってはいけないことがあります。

売り側へ返事を急がせることです。

このような、非常に買い側が有利な状況では、買い付け金額や期限などの条件は、全く意味を持ちません。

債権者に有力顧客の存在を知らしめるのことが、重要なことなのです。

 

同時に、融資の可能性のある金融機関に事前に話をしておきます。

この金融機関へも、焦らせてはダメです。

3月末まで一緒に待ちましょう。

督促したら絶対にダメなのです。

 

売主側は、まだ生き延びれると思っているので、現段階では指値にはまず応じません。

督促すると、断るに決まっています。

こうなると一旦話が切れて、せっかく有利な状況を作り出したことが、一瞬にして水の泡と消えてしまいます。

いずれ、指値近くまで下げないと売れない、任意売却を急がないといけない、競売が迫って来る・・・

という状況になって、初めて買い付けの効果が出てきます。

 

 

物件買い付け交渉は、その物件特有の状況や世の中の景気状況にあわせて柔軟に対応する必要があります。

買い付け書はひとつの規格に沿っていますが、実際の交渉は、変幻自在に対応します。

 

今は、大型物件への指値が可能な絶好のチャンスだと思います。

皆さん、頑張りましょうね。

 

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